子どもを幸せにする風水・四柱推命教室フローラルセレニティー.

 

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本音の私を咲かせ、家族の未来を育てる
ー私の選んだ大切な人たちと。

フローラルセレニティー.主宰
願いの花®風水師　小野紘子です。

 

「大木のように揺れない自分になりたい」と思っていた頃

「もっと芯のある人になりたい」「人の意見に左右されず、どっしりと構えたい」
そう願っていた時期がありました。
「自分軸」「自分ファースト」という言葉が流行った頃、私もその言葉に操られていた一人でした。

当時の私は、「柳のようにしなやかに」どころではなく、“台風にも揺れない大木”のような存在になりたいと思っていたのです。

けれど今振り返ると、それは絶タイプにとって見当違いな理想でした。
むしろ、あの頃の私は自分を苦しめる方向に向かっていたのだと思います。

 

「絶」は揺れやすい。それが自然な姿

四柱推命でいう「絶（ぜつ）」とは、物事が一度“終わり”を迎え、新しい形へと移るタイミングの星。

だから「絶」を持つ人は、感情や状況の変化にとても敏感で、目に見えない“空気”を感じ取る力があります。

言い換えれば、揺れやすいのは当然のこと。
むしろ、その揺れを通して世界とつながっているのです。

そんな絶タイプが「揺れない自分」を作ろうと頑張るのは、海に「波立たないで」と言うようなもの。
自然の流れに逆らうほど、苦しさが増してしまいます。

 

「大木のように」ではなくていい

かつての私は、「根を張って、揺れない自分になること」が強さだと思っていました。けれど、絶の人にとってそれは憧れであり、幻想です。

絶の強さは、“どっしり構えること”ではなく、“風が吹けば自然にたわむこと”にあります。

揺れても、折れない。あなたの形は「丸い」のだから。
傷ついても、また新しい感情を芽吹かせる。

それが、絶にしか持てないしなやかさ。
固定された「軸」ではなく、流れの中にある「感性」こそが本当の軸なのです。

 

揺れを味方にするという発想

揺れを悪いことだと思うと、心はどんどん不安定になります。

でも、「今、揺れてるな」と気づくだけでいい。
揺れの中に、あなたの“生きている証”があります。

例えば、誰かの言葉に傷ついたとき。
それは、あなたの中に“感じる力”があるということ。
何も感じないより、ずっと豊かで、人間らしい。

絶タイプの「揺れ」は、世界をやわらかく受け止めるアンテナのようなもの。
その感受性を消そうとするより、味方につけたほうがずっと生きやすくなるのです。

 

本当に大切な「自分軸」とは

絶にとっての「自分軸」とは、一本の硬い棒ではなく、波の上に浮かぶ浮き輪のようなもの。
どんな波が来ても、ちゃんと浮かんでいられる。
そのためには、自分の揺れを認めることがいちばん大切です。

「今日は気分が沈むな」
「今は人と話したくないな」
そんな小さな揺れを否定せずに、そっと寄り添う。

それが、絶の人にとっての“整う”ということ。
そして、自然と自分軸が戻ってくる瞬間なのです。

 

絶タイプのあなたへ

もし今、「揺れない自分になりたい」と思っているなら、その願いの奥には、安心していたいという気持ちがあるはずです。

その気持ちは、間違っていません。
ただ、安心は“止まること”ではなく、流れの中で見つけるもの。

どうか、揺れる自分を責めないで。
あなたが感じているその波こそが、あなたの感性であり、魅力です。

今日の心の揺れも、ちゃんと意味がある。
そのことを、絶の星はいつも静かに教えてくれています。

 

あなたは、ダメじゃない。

 

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